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裏猫道

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「ほら、神様。どうすれば、いいか。わかってるでしょ?」
カカシの問い掛けに、お狐様は恐る恐る小さな尻を高く上げる。九尾神の銅像がある本殿の中。粗末な床板に爪を立てて、お狐様は恥部を晒した格好で涙ぐんでいた。
「あ、あうぅ」
「んー。いやらしい恰好…」
男が〝儀式〟をしたいというなら、神であるナルトは神主に従うしかない。自分を抱こうとするカカシの行為に、ナルトは抵抗らしい抵抗も出来ずに成すがまま、受け入れる。
以前の主人の時だって、(それは千年も前の事であるが彼はナルトと同じく金糸の髪を持つ大層綺麗な男だった)ナルトは神主の願いを聞き入れ、立派に神社を納めていたのである。その時の主人がこのような行為をナルトに強いる事はなかったが。
「は、はう……」
「ん。昨日もしたばっかりだから、まだ柔らかいね?」
ずぷぷ、と音を立ててカカシのモノがナルトの中に侵入する。ナルトは一瞬、呼吸を止めてカカシを受け入れた。
「あ、あぁん、あんーーっ」
「く…」
ナルトの腸道の熱さに、カカシが背を丸め、壊れそうに細い背中を見下ろした。
「全部、一気に入っちゃったよ。淫乱な神様だねぇ」
「く、くぅうんっ」
カカシの下で、小さな身体が痙攣している。床にカリカリと爪が立てられていた。膝は、震えてほとんど立っていられないようだった。
「オ、オレっ、参拝者の人に会いに行かなきゃ、だっ、だめだったのにっ。ひっ、ひどっ」
「うん、ごめんねぇ?」
男に謝罪され、ナルトの瞳が酷く潤む。今や、小さな神様の純潔は完全に人間の男の欲望の下、踏みにじられていた。毎晩、神を祀ってる筈の境内で繰り広げられる神主と神による淫靡な饗宴は、留まる事を知らないばかりか、人間の我欲のために加速する一方であった。
カカシはお狐様の尻を抱え直すと、激しい挿入を開始した。九尾神の銅像の前で、ずぶずぶとカカシの男根がお狐様の体内に飲み込まれていく。
「ほーら、ナールト。こういう時はさぁ、なんて言うんだっけ?」
「あ、あん。気持ち良いよぉ、気持ち良いっ。も、もっとぉ……」
「ん。いい子だね、いやらしい神様になったねぇ。全部、持っていかれちゃいそ…っ」
「んう、んんんあ!」
お狐様の口から、あられもない嬌声が上がる。真っ白な着物から、覗く二本脚の中心部に、カカシの腰が擦り付けられるたびに、お狐様は快感に震えていた。カカシは思うまま、神様の腹の中をくちゃくちゃと掻き回す。
「神様なのに、男の味を覚えちゃって悪い子」
「あっ、や、ご、ごめんなさっ?」
「ナルトが謝る事じゃないよ」
カカシはナルトをゆさゆさと揺する。毎晩、毎晩カカシが教えた「気持ち良い」という台詞をそっくりなぞる神様が愛しかった。
純真無垢な神様を騙す事は人間のカカシにとっては朝飯前の事だった。ナルトは未だに自分がどういった行為をカカシとしているか、あまり理解していない。ただ世間では誰でも行う〝神聖な営み〟なのだと知らされているのみである。まさか、自分の中に入ってる九尾神を裏切る淫蕩な行為だとは知りもしなかった。
「……ナルトにバチが当たったら全部オレのせいだからね」
先に達したのは、ナルトの方だった。神域きの者の精液が、掃除したばかりの床板に飛び散る。それでも、後ろから突き上げてくる男が容赦する筈もなく、挿入は激しさを増すばかりだった。
「くうううんっ」
「はは、ナルトのお膝浮いちゃってる」
臀部を抱えられ、小さな身体が男の欲望のまま上下した。
「カカシ、カカシせんせぇ、も、駄目。も。突いちゃ、や、やぁ…お腹おかしくなっ」
ぽたたた、とナルトの顎を伝ったのは透明な涙と、だ液だ。
「お、お願い、もう許して…っ」
床を這いずってカカシから逃れようとするお狐様を、人間の男が逃がすはずもない。
「だーめ。ほら、今日はこれが終わったらお務めしていいから頑張りなさい?」
「あぁああーっ」
結合部までいとも簡単に引き寄せられ、ナルトは嬌声を上げた。小さな根から弾みで精液がまた少し出た。
「はぅう…」
「また、お漏らししちゃったの。神様?」
恥ずかしそうにナルトの三角耳の裏が真っ赤に染まった。
「神様。次はなんて言うんだっけ。ちゃんと教えたよね?」
ふさふさの三角耳に、耳元でねっとりと囁けば、お狐様が恥ずかしそうに振り向いた。
「あ、あう。ナルトのいやらしい穴の中に、カカシ先生のちんちんをいれて、せーえきをたくさん注いで下さい」
にちゃぁ、とナルトが二本の指で自らの秘孔を広げた。強請るというより、お狐様は従順に男に教え込まれた通りの言葉をなぞっているらしい。憐憫を誘うナルトの痴態を見て、カカシは身震いした。
「オレの、ふしだらな神様…」
「!!!」
真っ赤に熟れた蕾から、つつつと白濁色の精液が伝って流れた。毎日、カカシが教えた通りに、お狐様は色事を覚えて行く。真っ白な存在に淫靡な言葉を教え込むのに、そう苦労はなかった。カカシは乾いた唇を舐めた。
「〝あ、あんっ。早く奥までちょーだい?〟」
「はぁ…。凄い誘い文句だねえ、神様…?」
「いやぁんっ」
自分でカカシを受け入れる孔を広げていたナルトは、次の瞬間に己の腹の中に挿入された肉棒の硬さに息を呑んだ。
「あ、あ、あぁーー…っ」
挿入された瞬間に、ナルトはまた達してしまったようだ。射精に震えるナルトの幼い身体をカカシはゆさゆさと揺さ振る。
「はっ、堪んない。おまえの中、くちゅんくちゅんって〝気持ち良いです〟って言ってるよ。聞こえる?」
「あ、はぅっ、気持ちいい。あ、だめっ、ああぅー」
床板に、どちらのものとも知れない精液の水溜りが出来ていた。ナルトの小さな根は、頼りなげに揺れ、カカシに教え込まれた快楽と、自己意識との間で揺らいでいた。
「せんせぇ、せんせぇ、せんせぇ…っ。んあ!」
何度も穿たれたナルトの中は、すでに柔らかく尻の孔だというのに、蜜壺のようであった。そのうえ、カカシに肉棒を差し込まれれば、押し出されるように、小さな根から精液が溢れた。
「甘いね、ナルトのは。まるで蜂蜜みたいだ…」
「ふやああぁ…っ」
幼い根を弄られ、ナルトは甲高い悲鳴を上げてまた達した。連続した射精で、もうほとんど味の濃くない薄い液体であったが、カカシは美味しそうに濡れた指を舐めた。それは、極上の吟醸酒を舐めるようだ。
「ねぇ。おまえ、本当に色の才能があるよ…。こんなに気持ち良くてオレを翻弄した身体、他にいないよ」
「あっ?あっ?ん、んんー!」
「まるで誰かに愛されるための身体みたいだ…」
追い上げるように、幼い身体を揺さ振りながら、カカシは九尾神を振り仰ぐ。
「ずっと放って置いたくせに、おまえにはやらないよ…?」
「ふ、ふぇ、カカシせんせぇ。どうしたんだってば…?」
四つん這いになり、空を掴んだお狐様の手をカカシが背後から握り込む。
「おまえ、少しは汚れちゃいなよ…」
「あ、あ、あんーーーっ」
天上人のものになんてならないで。
「―――出すよ」
「んふぅ…っ」
カカシは達した後もナルトの身体を揺すり続けた。その日も有りっ丈の人間の情欲がお狐様に注がれた。
「は、はふ。カカシせんせぇ、気持ちイかった?」
「ああ。ナルトは頑張り屋さんだから何でも覚えるのが早くて、先生は嬉しいよ」
信頼しているカカシに顎の辺りを擽られて、目に見えてお狐様の表情が明るくなった。帯が解けた着物に構う事なく、無邪気に肌身を晒す。
「ふゃ、んむ、む」
「ナルト…?」
ナルトはカカシの膝元で丸くなると、うつらうつらと眠り始める。カカシは、そっと閉じられた瞼を指の腹で撫ぜた。造作の細かい金色の睫毛に縁取られた瞼は、美しく、仄かな明かりの中にけぶり、お狐様の情事など何も感じさせなかった。あれだけ抱かれても、子供の持つ神々しさが損なわれる事はない。
「―――くそっ」
舌打ちした人間の男に気が付いて、お狐様が重たい頭を上げる。背中に掛けられたカカシの上衣に視線を落とし、続いて銀色の髪を持つ人間の男の横顔を見詰めた。
「どうしたんだってば。カカシ先生?」
「何でもないよ。もう少しそこで寝てなさい」
「…ん」
三角耳と尻尾を上下させ、きゅうんと甘えたような吐息がカカシの手の平を擽った。見れば、お狐様がうっとりとした表情でカカシを見上げていた。
「大好きだってば…。オレの神主様」
人間の男に思うまま蹂躙されたはずの神様は、幸せそうに男の手の平に頬を寄せた。







 
 
 
 
 
 
 
 
 


お狐様は幸福。
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