裏猫道
裏猫道
R18
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深夜。誰もいない露天風呂に、ナルトは顎を乗っけて浸かっていた。理由は言わずもがな、誰かさんのせいで、再び汗だくのドロドロになってしまったからだ。
「温泉旅館に行った時は何度も入るのがお得だ!」というイルカの言葉に従ったと思えば、少しは気も安らぐのだろうが、横で鼻歌を歌っている大人を目の前にしてはどうもそんな気分になれない。
――同じ先生でもイルカ先生と大違いだってばよ。
「ん、ナルト。今、オレ以外の男のこと考えてなかった」
――げ。カカシ先生ってば無駄に勘が良いってば。流石は変態上忍。
「その顔はなーに。おまえ、表情に出すぎだよ?」
――むむ。なんか寄って来た。危険だってば。
「こーら。なんで逃げるの」
――オレの勝手だってば。
「頬を膨らませてもダメだよ。あっ、こら歯を立てるな」
ナルトは背後からカカシにぎゅうぎゅう抱き締められ、カカシの腕にかぶり付いた。ちゃぷ、と温泉に波紋が出来る。白いお湯がナルトの顔にかかる。
「ふう、気持ち良い……」
「んー……」
温泉に対する感想なのか、それとも違う意味があるのか、計りかねながらも、ナルトは湯の中に顔を半分ほど埋める。カカシと密着した背中が熱い。
背後のカカシはナルトに圧し掛かって来たまま一向に動こうとしない。それどころか、身体の密着している部分、正確にはカカシの下半身がむくむく大きくなってナルトの尻に当たっている気もしないでもない。
しばらくの静寂のあとカカシは口を開いた。
「ねー…ナルト。人もいないしこのままシ」
「お風呂エッチはしないってばよ」
「…………おまえオレの考えが読めるようになるなんて成長したね」
「エロ仙人と一緒に旅してたらイヤでも大人の汚い企みがわかるようになるんだってば」
「ナルトォ」
「情けない声出すなってば…。それにこんなとこでエッチして誰か来たらどうするんだってば。ここ、公共の露天風呂だってばよ!」
「そこが逆にスリリングでいいんでしょ~」
「イチャパラエロ上忍!」
「ナルト様。それは光栄な褒め言葉で…」
首筋をいいだけ覚えのある感触の唇で辿られ、ナルトは露天風呂の淵に、しがみ付いた。ナルトの背中は薄っすらと桜色に色付いていた。
「だめだって言ってるじゃん…!」
「オレのお願い聞いてよ。約束でしょー?」
「う…」
「それに、いやいやって言ってるナルトより素直に求めてくれるナルトの方がいいなぁ。やっぱりさぁ、エッチは合意の下に及びたいよね?」
ナルトのうなじにちゅ、ちゅ、とキスを落としながら、カカシが言う。ナルトはすでに張り詰めているカカシのモノに気付いて、唇を噛んだ。
「や、やっぱ。いや!!!」
「だめ、問答無用」
「ぎゃーーーーっ!??」
ナルトはカカシから逃れようとするも、後ろから羽交締めにされた状態では無駄な抵抗であった。切ない顔をするナルトの様子にカカシの笑みが吊り上がる。
「ん。指で解さなくてもおまえ大丈夫そうねだねぇ?」
「んんんああああ………っ」
「はぁ…。ほら、柔らかい」
バックから根元まで一気に熱い孔に挿入して、カカシは息を漏らす。
「あっ、はぁっ、んんんう」
「はー。よいしょっと。あ、気持ちイイ」
「……ああんっ!」
具合を確かめるように回すと、ナルトはすでに感じてしまうらしく、身体を震わした。
「あー、気持ちいい。おまえの中、もうトロットロだね。あー、あったか。一気に挿いっちゃった。まだ余裕があるんじゃないの?」
「あぁ、あぁ、あぁああっ、だめ」
カカシが自身が刺さっている結合部を人差し指でぐるりと回すと悲鳴染みた嬌声が上がった。
「あぁ、オレのナカにぃお湯が入っちゃうってば…ひゃう。なんか変……」
「あー、確かに。いつもと感触が違うねぇ?」
ゆさゆさとナルトの肢体を揺さぶりながら、カカシが言う。
「ひぃんっ、あっ、あっ、あっ、あっ、熱いってばぁ。気持ち悪っ」
「えー…嘘?」
「ほ、ほんとっ。なんかセンセーのとお湯の感触が混ざって変っ。あっ、やだぁっ。いっぱい入って来るぅっ」
「んー、んー、じゃあ違うとこで気持良くしてあげる。ほら、ねっ」
「うぁ……っ。はぁんっ」
背後のカカシがやんわりとナルトの肉棒を扱く。律動に合わせて上下に優しく擦れてナルトは切ないため息を落とした。
「おまえの昔に比べてだいぶ大きくなったねぇ。オレの手のサイズにぴったり収まる」
「んあ……気持ちいい」
「ん。気持ちいいねぇ……?」
ナルトの性器を扱きながら、カカシは自分の性器をナルトの中に出し入れする。セックスを了承したナルトは自分からも積極的に声を出して、カカシは入れる時は内部を緩め、出る時は甘く締め付けてくれる。
だが、やはり後ろのカカシとやはり結合部の具合が気になるのか、何度も振り返りながら、ナルトは快楽に濡れた瞳を揺らす。
(あー…可愛いったらないよね……?)
ナルトの手が何度も不自然にカカシに肩や腕に伸ばされて、恥ずかしそうにまた露天風呂の縁に着地するのに気付いてカカシは笑みを零した。ナルトの耳は真っ赤だった。
「おーい、誰かいるのか」
「!!!」
その時数人の気配がした。
「あっ、あああんっ。はぅ、むぐ…!?」
カカシはナルトの口を塞ぐ。ちゃぷ、と二人の入っている露天風呂に波紋が広がった。
「おっかしいなぁ。人の気配があったような気がしたんだが…」
「気のせいじゃないのか」
「いや確かにここから…」
「ふむうううう…」
まだ人の気配があるのにカカシが律動を緩やかに再開させた。自分の身の内で暴れまわる雄にナルトは必死に声を押し殺す。
「おい、なんか変な声聞こえないか?」
「はぁ?」
ナルトは、お願いだからまだ入ってこないで欲しいと、カカシの、射精に耐えた。身の内にドクドクと大量の熱い液体が吐き出される。
「ああっ、くそ鍵が掛って露天風呂に行くドアが開きやしねぇ。もう今日は締まっちまったのかぁ?」
「まぁ、明日入ればいいだろ。露天風呂は逃げやしないさ」
ガヤガヤとした人々が去って行く気配。「ふぐ…んんんうう」壁一枚隔てた場所では、ナルトがカカシに精を注がれていた。
「あ、あふ…っ」
やがて完全に人の気配がなくなると、ナルトの抑えられていた口は解放される。
「ぶっは。何すんだよカカシ先生」
「見つかったらヤバいでしょ。おまえのイイ声誰にも聞かれたくないしね」
「なら途中で動くなってば、ああんっ」
達したはずのカカシのモノが再び動き出して、ナルトはビクンと震えた。硬度を失っていたはずのものは、何度からナルトの内部を行き来すると、硬さを取り戻した。
「おまえの中、ヌルヌルして気持ちいいねぇ」
「あっ、ひぁん。だってぇ……」
お湯の滑りと一度吐き出した精液の滑りを借りて、カカシが前後にナルトの肢体を揺さ振る。
「あ、ふぁああ。ああん!」
二回ズンズンと身体の最奥を突かれて、ナルトは呆気なく達した。
「はは、おまえのお湯と混ざってわからなかったなぁ。残念」
「!!」
そう言ってカカシはぐるんと中の性器を回すように動かす。
「あっ、も、変になるう…!」
「変になっちゃいなさい?」
「あーっ……」
お湯が二人の動きに合わせて揺れる。汗なのか、温泉の湯なのかわからいものがカカシからもナルトからも零れた。
「あっ、はっ、あああぁっ」
「んんん……っ」
「あああっ!」
ナルトは二度目の絶頂を迎えた。反り返ったナルトの背中にカカシはうっとりと口付けた。ナルトの内壁が甘くカカシの性器を締め付けて、一拍遅れてカカシも達した。ナルトは肩で息をして、まだゆるゆると律動する、カカシに懇願した。
「カカシ先生…オレってば熱くてもぉ無理だってばぁ」
「…………」
「カカシせんせぇ、熱くて…なんか変な感じがするってばぁ……!」
涙目でナルトが背後のカカシに振り向く。
「ごめん、ナルト」
身の内の中で硬度を増していくカカシのものにナルトがざざざざと蒼褪める。
「ん、今度はこっち向いてオレと抱き合いながらエッチしようねぇ?」
「無理無理無理無理無理、無理だってばーーーー!!」
ぎゃー…という色気のない悲鳴が露天風呂の中に木霊した。
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